国立科学博物館で開催中の「医は仁術」展 (http://ihajin.jp/) で、杉田玄白の直筆の漢詩の掛軸が初公開されている、というお話を先日こちらのブログで紹介させていただきました。
実は我が家にも、杉田玄白の掛軸が一幅あります。
・・・こちらは大塚美術社による精巧な複製ですが、肉筆に見紛う仕上がりです。
なんと書いてあるか、読めますか?
「医事 自然に如かず 八十五翁 九幸老人○」
私の治療院じんじんに相応しいメッセージとして、連れ合いが手に入れてくれました。(感謝!)WWW :)
玄関を開けるとまず、最晩年にしてこの力強い筆致を誇った、能書家でもあった杉田玄白のこのメッセージが、目と脳に飛び込んできます。
(”写し”ということに安心して、紫外線の強い今の季節でも仕舞いません!)
解体新書(『ターヘルアナトミア』の翻訳本)の著者であり、当時最先端の西洋医学に親しんだ蘭方医の精鋭として活躍した杉田玄白にしてこの言葉・・・たいへん感慨深いですね。
この掛け軸の直筆も上記の展覧会に出品されているのでは、と期待して出かけましたが、出品されているのは別の一幅でした。:)
治療の合間に、ぜひゆっくり眺めてみて下さいませ。
◎「医事 自然に如かず 八十五翁 九幸老人○」については、以下にとても面白い説明が。
http://yuwakai.org/ikiikijinsei/doctsukamoto45.htm
http://www.obamahp-wakasa.jp/hospital/byoin/genpaku.html
はり・きゅう治療院 じんじん
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