~♪お腹こわし しょんぼりして カミツレソウ 飲まされてる♪~
という、大貫妙子さんの可愛らしい歌「ピーターラビットとわたし」のフレーズを覚えていらっしゃるでしょうか。
今日は「カミツレ(加密列)ソウ」つまりカモミールのお話を。
昨年の3月からずっと、季節の変わり目のような気候が続いているように思います。
今年、東京地方では4月が特に激しい気候変化に見舞われ、1週目は真冬の再来の気候、そしてそのあとはいきなり夏の到来を感じさせるような温度差の激しさに体の対応がたいへんでしたね。
東洋医学では、四季の季節の変わり目にケアするべき経絡を「脾経」としています。
「脾経」とは、脾臓そのものを指すより、消化機能全般、身体の水分の捌き、血液の状態などを主に司る経絡と考えてよいと思います。
そういえば、特に今年の4月から胃腸の度々調子がおかしいな・・・と実感されていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
私自身もその一人で、今年は4月に咲きたての「カミツレソウ」つまりカモミールにお湯を注いだハーブティーに、本当に助けられました。
(ハーブティーでは、ジャーマンカモミールを利用することが多いようです。)
踏みつけられるほど強く育つと言われることから付いた花言葉は、「逆境に負けない」。
・・・お腹と気分が冴えなくてしょんぼりしちゃっている時に、何だか心を明るくポジティヴに励ましてくれますね!
生のカモミールが手に入る方は、ぜひ今からでもお湯を注いで素敵な香りに心も癒されながら、胃腸の働きを助けてくれるハーブをお楽しみください。乾燥したものでももちろんO.K!
カモミールは「大地のりんご」という意味のギリシャ語、加密列(カミツレ)はオランダ語由来、属名の「マトリカリア」は「子宮」を意味し、婦人病の薬として用いられたことに因みます。
ヨーロッパでは「母の薬草」と呼ばれます。
あなたもお母さんラビットとピーターラビットの両方になったつもりで、自分自身を可愛らしい小花のハーブで慰めてあげましょう♪
※注意
妊娠中の人やキク科アレルギーの人は使用を避けてください。
妊娠中の人やキク科アレルギーの人は使用を避けてください。
学名:Matricaria recutita(German)、Anthemis nobilis(Roman)
別名:カモマイル、カモミーユ
和名:カミツレ
種別:キク科マトリカリア属 ジャーマン種は1年草、ローマン種は多年草
有効成分:フラボノイド、アズレン誘導体、コリン、タンニン、クマリン
別名:カモマイル、カモミーユ
和名:カミツレ
種別:キク科マトリカリア属 ジャーマン種は1年草、ローマン種は多年草
有効成分:フラボノイド、アズレン誘導体、コリン、タンニン、クマリン
◎効能・効果:
鎮静、抗炎症、抗痙攣、発汗、消化促進、抗菌、殺菌、利尿、嘔吐予防
◎カモミールには体内の平滑筋という筋肉の組織を落ち着かせる作用があり、腹痛や胃痙攣、女性の生理痛などを和らげる効能があります。
◎カモミールに含まれるアズレン誘導体という物質が胃の粘膜を修復して丈夫にし、消化機能を正常な状態に整えてくれます。過敏性腸症候群や胃潰瘍などストレスからくる症状にもとても効果的です。
◎皮膚を様々な刺激から守り、膀胱の炎症や気管支の炎症などを和らげてくれます。カモミールティーの蒸気を吸入すると、花粉症や鼻づまりの症状が軽くなります。