2016年5月31日火曜日

✩「五月病」とは。✩

新年度がはじまって、緊張とワクワクの日々。

同時に新しい環境でのストレスをやり過ごすコツをつかみきれなくて、いっぱいいっぱいになる頃・・・。

そして4月はまだまだ気温が低い日が多く、血圧を上げて体を温めようとして、あなたの身体の交感神経はテンパっています。

・・・5月に入ると気温が20度を越える日が増え、この数年では必ず真夏日を記録するようになっていますね。

ここで、4月まで交感神経優位を保ってきたあなたの体は、急激な機構や気温の変化に対応するため、自分では意識しない内に一気に副交感神経優位に向かいます。

心身の状態としては、「リラックス」していて、いかにも良いようなのですが、”ちょうど良い”リラックス度を越えて緩み過ぎの状態になり、いわゆる「ウツ」状態になってしまうことが多いのです。

仕事や学業、集団生活での新しい人間関係のストレスといった環境要因は、一先ず、少し長い目で解決しようと考えることにして、身体や交感神経(緊張)と副交感神経(弛緩)バランスの方は、この時期は調整が難しいけれど、やがて自ずと整ってくるもの、と信じて過ごしましょう。

まあ、この時期にネガティヴな重大決断をすることは止めておきましょう。


はり・きゅう治療は、交感神経と副交感神経バランスの調整にたいへん優れた効果があることは、以前も記しましたが、免疫学がご専門の医師、研究者である安保徹先生ほかも多くのご著書に書き記されている通りです。
辛い時は我慢せず、遠慮なくご連絡下さいませ。


「五月病」とは病というより「調整の時期」のことと考えましょう。

人生は波のようなものです。
ちょっと沈み込んだあとには乗るべきいい波が、必ず来ますよ、きっと。 :)

はり・きゅう治療院 じんじん 院長♡ :)