2013年2月20日水曜日

蕗の薹(ふきのとう)と「五味」


じんじんの庭に蕗の薹が芽を出しました。

今年は昨年より1週間ほど早くお目見え。

昨年より寒いのに、春を告げに来てくれました♪

蕗の薹は「苦」い味ですので、東洋医学の「五行色体表」に照合すれば「心経」にあたります。

蕗の葉は6月頃から勢いよく育ち、どちらかといえばその葉と茎は、瑞々しい夏の食べ物、という印象が強いですね。

「五行色体表」から考察すれば、夏の食べ物と味覚、と見做す方が整合性があります。

夏に盛んになる「心経」の興奮を鎮めて体の熱を取ったり、また暑さなどで弱った「心経」を逆に刺激したりする効果が考えられるためです。

「蕗の薹」春に先駆けてが芽を出すのは、動物としての生き物にとって、とても有効な役割をしてくれているのでしょう。

春の木の芽などと同じような効果で、一種の解毒の効果を持っていることも考えられます。

採りたての新鮮な蕗の薹なら、そのまま刻んでちょっと湯掻き、お味噌と合わせると大人にはたまらない美味しい食べ物になりますね。

蕗の薹をご所望の方は、施術にいらした際に院長にお気兼ねなくお伝えくださいね。

たくさんはありませんが、庭から採りたての薫り高い蕗の薹を差し上げます。

春を招くお目出度い蕗の薹、その大人の味、一緒に堪能しましょう!


はり・きゅう治療院 じんじん

2013年2月11日月曜日

「じんじん紫雲膏」に含まれる生薬の効能

「紫雲膏」は、一般に「皮膚症状全般」、特にかゆみを伴うものと「火傷」、「ぢ」などの特効薬として知られています。

近年、アトピーなど皮膚の弱い方やお子様の蚊・虫刺され用の塗り薬としても注目され、人気を集めています。

「万能塗り薬」として使われている方も多くいらっしゃいます。

「じんじん紫雲膏」は、口に入れても安心な、上質なの生薬を使用いたしております。
「じんじん紫雲膏」使用しております生薬の
◎紫根
◎当帰

基材である
◎胡麻(油)
についての生薬としての効能を記しましたので、どうぞご参考になさって下さい。

生薬名: シコン(紫根)
科名:ムラサキ科
漢字表記: 紫根
原産: 日本、朝鮮半島、中国、北東アジア 用途: 半日陰の涼しい場所を好む多年草。花は白で全株に毛が生えています。根をシコン「紫根」といい、解熱・解毒・凍傷・やけどに、また、染料にも用いられます。
学名: Lithospermum officinale L. var.erythrorhizon Maxim.

生薬名:当帰(とうき)
和名:当帰
科名:セリ科
属名:シシウド属
本州の山地の岩場、がけ、岩れき地で自生・また薬用植物として各地で栽培
漢方では婦人病の主薬であり、鎮静、鎮痛、強壮薬として妊婦のむくみ、腹痛、月経痛などに当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)などに配合されていて婦人産後の要薬でもあり、鎮静通経の効き目があります。
手、足を暖める作用が強いので、冷え性、血色の悪いもの、血行障害、頭痛、貧血などに広く応用されています。
学名:Angelica acutiloba

生薬名: ゴマ(胡麻)
科名: ゴマ科
漢字表記: 胡麻
原産: アフリカ
用途: 昔から不老長寿の食物として愛用されてきた。油には血脈を丈夫にするリノール酸が多く含まれています。また、ビタミンEも多く含まれるので強壮にも良い。
学名: Sesamum indicum L.


はり・きゅう治療院 じんじん

2013年2月8日金曜日

「じんじんオリジナル紫雲膏」をかわいいパッケージに。

先日、雪に降り込められた日のこと。

半日かけて「じんじんオリジナル紫雲膏」を作りました。
http://hariqjinjin.blogspot.jp/2013/01/blog-post.html
http://hariqjinjin.blogspot.jp/2013/01/blog-post_18.html


これまで作った中で、いちばん軟らかく仕上げました。

伸びの良い、肌馴染みがよく使いごごちのよい、そして美しい色合いの軟膏になりました。

今日は、小鳥がさえずるかわいい絵の描かれた陶器の蓋ものに取り分けてみました。
・・・この陶器は、ベトナムの「バッチャン焼き」です。

これでちょうど50グラムほどになります。

光を遮蔽できて、何となくおしゃれな楽しい気持ちになるパッケージになりました♪


はり・きゅう治療院 じんじん