2013年5月31日金曜日

菖蒲湯と、その効能について

5月の年中行事と言えば、端午の節句、こどもの日、そして菖蒲湯ですね。

今年の5月5日のこと・・・。


ご近所に一軒だけ残る銭湯の暖簾の前に、なぜか気前よく、「ご自由にお持ちください」のメモと箱入りの菖蒲が。

品定めしていたお母さん方が、「これがキレイよ」と手渡して下さいました。
感激!下町でもないのになんて人情深いのでしょう!

...
ありがたいし、愛情人情もくっついて、なんだか益々縁起がいい♪
こりゃあ身体にも、心にもよ~く効くに違いない!


そう思って、ことしは菖蒲湯を一層楽しめました。


さて、菖蒲湯の由来を少し、みてみましょう。

・・・江戸時代、武家社会で菖蒲と尚武をかけて5月5日を尚武の節日として祝うようになったのが端午の節句の始まりだと言われ、その結果、今日でも5月5日には菖蒲湯に入る習慣が受け継がれているのだという。

昔から端午の日というのは春から夏への変わり目と考えられていた。
そして季節の変わり目というのは体調を崩しやすいものだと見なされている。端午の日には、菖蒲酒、菖蒲湯、菖蒲刀など、菖蒲を用いる習俗が多い。

菖蒲にはアザロンやオイゲノールという精油成分が多く含まれている。
腰痛や神経痛を和らげる効果が期待できる。店頭で売られている菖蒲は葉の部分が多いが、血行促進や保湿効果の薬効がある精油成分は根の部分にあるので、それを望む場合は漢方薬局で相談するとよい。

また、菖蒲には独特の香りがある。菖蒲湯にはアロマセラピー効果もあり、心身ともリラックスすることを期待できる。


 なお、菖蒲湯は夏の季語となっている・・・。


 皆様も、来年の端午の節句に、どうぞ菖蒲湯をお楽しみくださいませ。




はり・きゅう治療院 じんじん


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