2013年9月17日火曜日

免疫学の権威、安保徹先生の鍼灸奨励・痛み止めシップ薬 編

前回ご紹介させていただきました、免疫学の権威、安保徹先生のご著書の中で鍼灸奨励の症状の対象は、「自己免疫疾患」全般がまず第一。

第二に紹介されるのは、「痛み止めのシップ」の使用を重ねることで、シップ薬が身体にたまっていき、やがてやはり「自己免疫疾患」の奨励と同じように交感神経が昂った(興奮した)状態を招く・・・という説です。

 ・・・そこでもう一度、安保徹先生の説は多くの著書にほぼ毎回書かれている次のくだりのご紹介をさせていただきます。
 
「自己免疫疾患」は、西洋医学では自己の免疫(システム)が亢進しすぎて、自己を破壊していく疾患とされている。
そのため、西洋医学の治療では、自己の免疫(システム)を抑制する処方をとるが、これは治療としては間逆の選択であるために、いつまで経っても患者は良くならない。
適している治療は、鍼灸などの東洋医学である。
なぜなら、「自己免疫疾患」は、患者の交感神経が昂った(興奮した)ことによるものなので、これを鎮めて、交感神経に拮抗する副交感神経を亢進させて患者をリラックスした状態にする優れた効果のある、鍼灸などの東洋医学療法を勧める、というものです。

医療はとても優れた叡智を導入して、患者さんを病の苦しみから救うために発展して来ましたが、時折、袋小路に入ってしまうことがあるように思います。

そこから突破口を見出す可能性が鍼灸治療にはある、と私は考えており、また、そのための治療が、私に与えられたミッションだと信じてすべての治療に当たらせていただいています。



はり・きゅう治療院 じんじん

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