2015年10月29日木曜日

✩東洋医学の「秋」の経、「肺(経)」について✩

10月も終盤に入ったというのに、25度を越える真夏日が続いていますね。

・・・日中の気温はだいぶ高いままですが、確かに秋が来ているな、と感じるのは、朝晩は冷え込みと、空気の乾燥ですね。

東洋医学では、「秋の経」は「肺(経)」です。
「肺経」とは、肺の臓器そのものだけではなく、気管支・呼吸器系や、更には皮膚の状態などを含めた器官や部位にまつわる経絡を指しています。

冒頭で述べました、”空気の乾燥”によって、様々なウィルスが飛散しやすくなっていますね。
今年は今の時期から学級閉鎖にする学校が多く出ているほど、カラカラ陽気で風邪のウィルスが活発に飛び回っている証拠ですね。

息を吸うことで、この活発なウィルスをたくさん含んだ空気を私たちの身体に取り込むことになります。
先ずはじめに攻撃を受けるのが「肺(経)」に関わる気管支・呼吸器系で、ここでウィルスの侵入を防ぎ切れないと、さらに奥の臓器、肺に届いて炎症を起こし、さらに重い症状を引き起こす危険があります。

じんじんの鍼治療では、この季節には風邪の予防を含めて、免疫力を上げる効果のある経穴(ツボ)を中心に、丁寧に施術しております。
長年治療している患者さんたちからは、「鍼治療を受けるようになってから、何年もの間、風邪をひいていない」とおっしゃっていただいております。
施術冥利に尽きるお言葉です・・・風邪は侮ることのできない万病の元でもありますので・・・。

さて、針灸以外の衛手段としては、先ず流水で手洗いをこまめに行うことです。
同時にマスクをして、鼻や口周りの空気を自分の吐く息で湿度を上げましょう。
体を潤す食べ物を積極的に召し上がるのもいいですね。

風邪など召されず、秋を元気にお過ごしください。
そして「天高く馬肥ゆる~」食欲・読書・芸術・スポーツなどなど、心身にたっぷりと栄養を蓄える楽しい季節にいたしましょう!


はり・きゅう治療院 じんじん 院長♡ :)
http://jin-j.in/

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