夏日、花冷えの日、そして冷たい雨の日など、このところ陽気の変動が激しいですね。
毎週おみえになる患者さんで、下腿の浮腫み(むくみ)が強まっていらっしゃる方を治療しております。
浮腫み(むくみ)の原因は様々です。
長時間経ち続けて身体の中の水分が足の方に下がってしまい、静脈やリンパ液などを還流させる力が弱いために起こる浮腫は、先ず、ふくらはぎの筋肉をよく動かして、本来ご自分がお持ちの”ポンプ”機能を呼び覚ますことから始めましょう。
そのためには、先ず、よく歩くこと。
歩くことが難しい状況にいらっしゃる方は、立ったまま、または座ったまま、足先を上下に動かしてみて下さい。
徐々に血液とリンパ液の還流が起きて、浮腫みが軽くなっていきます。
また、その還流を促すために、足をよく暖めてみて下さい。
この状態を快復させるために、はり・きゅうはとても良い効果をもたらします。
しかし、上記のような適切な運動などを繰り返し長く続けても効果のない方、または指で押したところが白くなって戻らないほどの強い浮腫みがある場合には、ほかの原因を探る方がよいでしょう。
それらは、腎臓や心臓循環器系など、内臓系の深刻な不調が考えられることもあるためです。
国家資格を持つはり師、きゅう師、あんま指圧マッサージ師は、3年に及ぶ専門知識の学習の中で、医師たちによる解剖学や生理学など西洋医学の知識と、鍼灸施術の「除外診断」をするための各症状を臨床医から学んでいます。
上記のような、腎臓や心臓循環器系など、内臓系の不調が原因と考えられる症状と判断した場合には、内科等の医師に診察していただくことをお勧めいたします。
施術の際に、どうぞ気になる症状や既往症を何でもお話くださいませ。
最適な施術と判断をして、お身体の管理と健康づくりのお役に立てるよう、最善の努力をいたします。
はり・きゅう治療院 じんじん
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